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第8話 クリスマスイブ その5
「ほうら、ナッツはどうだい?」
おじいさんは、わたちの大好物のナッツをわけてくれたわ。
そしてわたちに話し始めたの。

「きみのご主人様になる子のことを話しておこう。
きみのご主人様は9歳の女の子なんじゃ。
クリスマスプレゼントにハムスターを欲しがったんじゃが、女の子のパパが反対してね。
パパはねずみが大嫌いなんだそうだ。
あまりに悲しがる女の子を見て、女の子のママが考えた。
ハムスターのお世話やケージのお掃除は全部自分がすると言う女の子の言葉を信じて、ママは私のいる高い空に向かって、どうぞこの子にハムスターを届けてくださいとお願いしたのじゃよ。
その願いが私に届いたのさ。
私も少し戸惑ったよ。
だってきみは生き物だ。
どうやってこの寒い中運んであげようかと考えたさ。
だからもう少しいい子にしておくれ。」

わたちはねずみじゃないわよ!と思ったけど…
しょうがないわね、チーズを分けてくれたらいい子にしてるわ、おじいさん。
【 2005/06/30 21:02 】

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第7話 クリスマスイブ その4
なぜかしら、たくさんのおうちをめぐっていくたび、太ったおじいさんのおなかはますます大きくなっていったの。
おじいさんは
「クリスマスツリーのそばに、ケーキとコーヒーやご馳走やビールなど、私のために用意してあるおうちがあるんじゃよ。
全部いただかんと、子供たちに私が来たことを疑われてしまうからね。
朝、子供たちは誰よりも早く起きて、お皿の上の食べ物が無くなっていることを見て、本当に私がいることを確認するんじゃ。
そして、メッセージが置いてあったらお返事を書くのさ。
それもその国の言葉でね。たいへんじゃよ。」
でもおじいさんは嬉しそうな顔をして言ったわ。
【 2005/06/15 07:53 】

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第6話 クリスマスイブその3
それからおじいさんは、空飛ぶ角のある犬と、空飛ぶ乗り物に乗って、いろんなお家をめぐって行ったの。
おじいさんは、煙突のてっぺんから、白い袋を持ってお家の中へ入っていった。
煙突のないおうちは玄関や窓から、それはそれはうまい具合に入っていったの。
でも、子供がまだ起きているお家には決して入らなかったわ。
【 2005/06/13 10:47 】

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第5話 クリスマスイブ その2
なんだかすごく寒い…。

あのあと何度も振り回され、わたちは気を失ってしまったの。
気が付いたら
「こんな小さな箱にいれてごめんよ。でももうすぐご主人様のところにいけるから、もう少し我慢をするのだよ、リトルハムちゃん。ウォ〜ッホッホッホ〜。」
って声がするから穴から覗いたら、赤い服を着てひげを生やした太ったおじいさんがいたわ。
赤い帽子までかぶっちゃって、ちょっとセンスを疑うわ。

わたちは白い箱ごと、角のある犬みたいな生き物の首にぶら下げられたの。
耳元でリンリンと鳴ってるものがすごくうるさいけど、
あっ、なんか、お空を飛んでる気分……

【 2005/06/09 12:04 】

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第4話 クリスマスイブ
朝早く、ご飯をくれるお兄さんに突然起こされたわ。
あたまにきて
「やめてよー!これから寝るところだったんだからー!」
って叫んじゃったわよ、もう。

それから寝たり起きたりしながら、
夕方そろそろ起きようかしらと思ったら
突然、白い大きな箱に入れられてしまったわ。
なに?なに? どうなってるの?

ご飯をくれるお兄さんが
「この子とっても元気ですよぉ。朝ケージから出そうとしたら、キィー!って元気な声出してましたから。」
違うの、それはわたちが機嫌が悪かったんだってば!

それを聞いてうなずいていた人は、もしかして“サンタの使い”って人だったかも…
【 2005/06/08 11:08 】

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第3話 ある日サンタさんが…
ひとりで寂しいと思ってたら、突然、“サンタの使い”と言う人が現れて、ご飯をくれるお兄さんとなにやら話してたわ。
お兄さんは「24日ですね。予約承りました。」って“サンタの使い”の人に言ってたの。
何の話かしら…

わたちは今寝る時間だから、ちょっとうるさいだけ。
【 2005/06/04 13:14 】

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第2話 棒と茄子
外は雪が降ってるけど、わたちはホームセンターの中でぬくぬくと暮らしてた。
お友達もできたけど、なぜか少しずついなくなっていったの。
だんだんお店の中が慌しくなっていって、私にご飯をくれるお兄さんが
「棒と茄子が出る時期になったからこれから忙しくなるぞ!」
って言ってた。
私は茄子は嫌いだし…
あっ、かじかじする木の棒だったらもらっとくわ。

って、知らないうちにケージの中は私一人ぼっちになっちゃった。
ちょっと寂しいわ…
【 2005/06/03 14:42 】

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第1話 わたちはくりまろ
わたちの名前は“くりまろ”。
おんなのこよ。
ひょんなことから、ご主人様(飼い主)のところでかわれることになったの。
れっきとしたジャンガリアンのパールホワイトという種類のハムスター。
どうして、このお家にくることになったのか、これからお話しますわ。
【 2005/05/16 15:20 】

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